現場に行くということ

 東北の被災地にしばらく行ってきました。津波被害のひどかった陸前高田気仙沼の、そこが目抜き通りで一番の繁華街だったとはまったく想像もできない、建物の残骸や瓦礫が撤去された後の、茫漠と雑草が生い茂る空間だけが広がるその現場に身を置いて、初めて何かを体感した思いです。

 そしてその時、ふっと、ミシシッピの最貧困地帯に足を運んだRFKのことが頭に浮かびました。

 その地に本当に行った者は、何かを受け取って帰ってくる。

 ボビーは本当に受け取り方が素晴らしくて、持ち前の行動力でどんどん動きましたが、そこに行ったことは単なるマスコミ向けのポーズなどではなくて、確かに、彼は衝撃を受け、何かを感じ取り、変えられていったのだということが、自分の些細な経験から、とても納得できました。

 いろんなところに自ら足を運んだボビーの偉さと、変えられることを承諾して成長していった彼の素晴らしさを、しみじみ感じています。

 この動画にミシシッピに行った時のRFKの言動が少し出てきます。