Funeral Train

 まだもう一山あるものの、とりあえず仕事の大波を乗り切った本日、絶妙のタイミングでフスコさんの写真集が届きました。


  

Paul Fusco: RFK

Paul Fusco: RFK

  • 作者: Senator Edward Kennedy,Vicki Goldberg,Norman Mailer,Evan Thomas,Paul Fusco
  • 出版社/メーカー: Aperture
  • 発売日: 2008/09/01
  • メディア: ハードカバー
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 要は名高い、既に古典と化した RFK Funeral Train に、これまで一度も日の目をみなかった写真を70枚を加え、さらにノーマン・メイラーThe Time of our Time(1998年)からの抜粋、E・トーマスの Robert Kennedy:His Life(2000年)からの抜粋、エドワード・ケネディの賛辞、そしてヴィッキー・ゴールドバーグのエッセイをつけたのが、この本です。

 で、ところどころ、ボビーの有名な言葉が大きい文字で印刷されています。
 くーっ、泣かせるなあ。

 ボビー本人は当然のことながら全然出てきませんが、ボビーに別れを告げるために教会に来た人々の悲しみの表情を眺め、ページをめくって、実にいろいろな人々が、線路沿いの様々な場所から、種々のやり方でボビーに愛情と敬意と哀悼の意を表して見送っている姿をずっと見ていたら、ほろほろと泣けてきてしまいました。


 The Last Campaign にも書いてありましたが、この200万ともいわれる人びとは、誰に言われるでもなく、自主的にボビーにさよならを言うためにやってきたわけで、これは凄いことだなあと写真を眺めていくうちに、その重みがじわじわと心に迫ってきました。














※写真はすべてMagnum Photos Homeより。


 この光景を見たフランスのジャーナリストは「ロバート・ケネディは今日、アメリカの選挙に勝った」と書きました。

 アメリカのあるジャーナリストは声を詰まらせつつ「ボビー・ケネディが何者だったか知りたいのか?彼はとんでもなく美しかった。」と言いました。

 政治レポーターのT・ホワイトは「ワシントンへと彼(RFK)の遺体を運ぶ列車がハドソン河下のトンネルから姿を現わしたとき、そのときやっと、人は彼がどんな人間だったか、アメリカにとってどんな意味を持っていたのかをはっきり理解することができたのだ」と記しました。
(すべてThe Last Campaign より引用。)
 
 で、また観ちゃった、You Tube の Funeral Train。

 列車の窓からボビーの棺が見えますが、これは人々が見ることができるようにと、高く設置されたと読んだことがある。(人々がこんな風に出てくるとは全く予想されていなかったので、途中で高くしたと書いてあったような気がしたんだけど、記憶違いかな。そもそも、この話、何で読んだのか思い出せない。ああ、老化現象…。全く違っていましたらすみません。)



 こんな政治家は、後にも(は分からないけど)、先にも(リンカーンがいるか)いないですよ。
 今、オバマ氏やマッケイン氏が殺されても、ここまで人が集うとは思えない(と考えるのは、RFKファンの思い上がり?)。

 

 Few will have the greatness to bend history itself; but each of us can work to change a small portion of events, and in the total of all those acts will be written the history of this generation.
Robert F. Kenndy

こういうことを、日本の政治家にも言ってもらいたいなあ。麻生さん…うーん。



 ついでに、仕事で一番ぷっつんしていたときに、つい注文してしまったWhen Bobby Kennedy was a Moving Man も届いたので読んで見ましたが、これはホント変な話です。奇妙な味。

 読み終わったら、どんな話か書いてみます。

When Bobby Kennedy Was a Moving Man

When Bobby Kennedy Was a Moving Man