RFKのスピーチ
※これは、2007年に別ブログで書いたRFKに関するエントリをこちらに移動させたものを一部手直しして、載せています。ボビー関連内容のものを、こちらのブログに集約するためです。
- アーティスト: サントラ,マーヴィン・ゲイ,アレサ・フランクリン,デミ・ムーア,マーク・アイシャム,サイモン&ガーファンクル,アレサ・フランクリン&メアリー・J.ブライジ,スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ,シュープリームス,ショーティ・ロング,ヒュー・マセケラ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2007/02/14
- メディア: CD
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この『ボビー』のサントラ盤に収録されている20秒の演説抜粋は本当に力のある真摯な思いがこもったスピーチで、私はアメリカ人ではないけれど、心動かされてしまいました。(同時に、アメリカとは特異な歴史を背負っている私たちとは根本的に異質の国だと痛感。)
Jefferson once said about the United States that we were the last best hope of mankind. That's what I want the United States to be.
This is a generous and compassionate country. That's what I want this country to stand for.
Not violence! Not lowlessness! Not disorder!
But Compassion, love and peace!
That's what this country should stand for! That's what I intend to do!
(・・・とボビーは言っていると思います。聴き取り間違っていたらすみません。)
手を(机かも)叩きながら力を込めて一言、一言叫ぶボビーが、スゴイ。
たとえブッシュがそっくり同じことを言ってもこんな風に心が動かされないだろうなあ・・・。
かえって、なんて傲慢なんだろうと感じてしまいそうだ。(RFKの演説内容は下手すると、アメリカって独善的な国だと思わせかねない内容ともいえますから。)
どうしてボビーが懸命に語るこの演説に心が動くかと言うと、(私がファンだからということ以外に)そこに心からの深い、宗教心にも似た確信とそれによる謙虚さがあるからだという気がします。
加えて、自国の現状に対する激しい怒り。ボビーを特徴付ける怒りが、みなぎっている。
というわけで(←脈絡はない)、RFK最後のスピーチの動画をリンクします。
アンバサダーホテルで彼がしたスピーチ前半
彼がしたスピーチ後半部分と、彼が撃たれた後の混乱する会場。
彼の演説している姿を見ていると、シャイなんて言ってごめんねという気分になってくる。自信に満ちていて、なんだか違うなあと思える。
そして、リチャード・グッドウィンが述べた感想は正しかったと思う。
彼は自分自身であることに安心して見える。
あの勝利はボビー・ケネディの勝利だった。
そして、彼はホントに大統領のように見えます。(ファンの欲目?)
RICHARD GOODWIN: And I remember watching him on television that night and there was a kind of an ease and a grace that he had that really had been missing, in a way. You know, I mean, he always had the passion and he had the ideas. The substance didn't change, but he had a kind of-- he was at ease with himself. This was his victory. This was not a Kennedy victory, it was Bobby Kennedy's victory. And I looked at him and I said, "My God, the guy looks like a president."
自分自身であることにリラックスして、これから大輪の花が咲くぞ!という矢先に死んでしまって・・・。
ああ、かえすがえすも残念。
※やっと少し余裕が生じて来たので、これからまた少しずつ更新していきたいと思います。どうぞよろしく。