RFK暗殺20周年記念番組その2

 前回(パート5)が、では、もしボビー・ケネディが大統領になっていたら、どのような大統領であったであろうか?というところで、コマーシャルだったのですが、パート6はロヨラ・メリーマウント大学(Loyola Marymount University)でそのことについて語るA・シュレンジンガーJr.の講演から始まっています。

このパートの前半で、RFK暗殺の翌年に 85Days という本を書いたJules Witcoverが話している。

 ウィットカヴァーは、オレゴンで負けた後の精神的にもきつく肉体的にも疲労困憊状態にあったにもかかわらず人々を慰めていたRFKに対して、馬鹿げていてその場に不適切な質問をしてきた記者がいたが、RFKはその人々にも忍耐強くきちんと応対し、自分はそれを目撃して感銘を受け「なぜ?」と尋ねたところ、RFKは“Because I like you”と答えたというエピソードを披露してます。

 情け容赦ないだのなんだのといわれていたボビー・ケネディが、こんなに心の優しいひとだったのが驚きだったということを彼は言ってますが、このことは、この人にとって本当に印象深かったのだと、ちょっと驚きました。

 この話は 85Days にも書かれていて、私の印象にも強く残った箇所でした。ボビーの行動に対して、というよりも書き手の驚きや反応に対して。