ジェナ

 『私のように黒い夜』から50年近く経つが、まだまだ黒人差別は続いていることを教えてくれる、ジョン・メレンキャンプの新曲「ジェナ」。

 
 

 この曲の背景となった事件や歌詞については映画評論家町山智浩アメリカ日記2007年10月16日をご参照ください。

 英語では、下のものが簡潔に説明しているように思います。

 

 
 アメリカはひどいということは簡単だけど、日本の中に歴然とあるのに非常に見えにくい差別も問題なわけで、他人事として対岸の火事視ばかりしてはいられないな、とビデオを観ながら考えてしまう。

 民族だの「人種」だのに絡む差別ということに限定すると、私は日本社会における多数派に所属し強い立場にいる一方の当事者としてどうするのかということを問われるのではないかと思う。必ず人は、何かの立場に立っているわけだから、中立はない。