前口上

 今年3月に公開された映画『ボビー』(エミリオ・エステベス監督)で、多少日本での知名度があがった(・・・のか?)ロバート・F・ケネディ上院議員(もと司法長官。略称RFK。愛称ボビー)。

 といっても、相変わらず認知度は、せいぜいケネディ大統領の弟でお兄さん同様に殺された人、程度のようですが。


 

ボビー BOBBY  [DVD]

ボビー BOBBY  [DVD]


 そもそも私は今から20年近く前に、公民権運動に関するドキュメンタリーを観て彼のファンになり、その後のアメリカ生活の中で、決定的に崇拝者となった人間です。

 なにせアメリカではRFKは今でも根強い人気があるため、彼に関する本もテレビのドキュメンタリー番組も後から後から出版、放映されるので、ファン度が急上昇するのに最適な環境でした。

 しかし、祖国に帰国してみれば相変わらずRFKは無名の人。この人が目指した政治は、21世紀のグローバリゼーション下の世界においていまだ新しく、大きな意味があると信じる者としては、悲しい限り。

 というわけで、とうとうブログ開設にまでいたりました。もっとも、いつまで続くか分かりませんケド(~_~;)。


 ここでは、RFKとその時代(主に1960年代)に関して読んだ本の記録、感想、考察(もどき)、そして彼に関するさまざまな資料の紹介をやりたいと思っています。

 RFK本人についてだけでなく、彼が関わった公民権運動、人種差別、貧困問題、アパルトヘイトなどなど、どんどん話題は広がっていくのではないか、と。(そのうち、収拾がつかなくなったりして^^;。)

 テーマがテーマなだけに、訪れる人の殆どいないブログ界の最僻地となることは間違いないこのブログ。もしも、訪れてくださる方がおられましたら、感謝感激です。


 ちなみに、ロバート・ケネディとはこういう顔の人です。

 これはC・ケラーによる写真。

 Soulful と題された一枚。

 私が大変気に入っている写真です。