Hearts & Minds

 やっと先週、映画館で「ハーツ アンド マインズ」を観ました。
 現代にも通じる、非常に普遍性を持つ本当に、稀にみる傑作映画だという強烈な印象を受けて帰ってきた次第。

 ところで、ベトナム戦争ドキュメンタリー映画ということで観に行って、不覚にもボビーが出てくるとは露ほども考えなかったので(なんで?と訊かれても困るけど)…登場した時は、一人でおおっ!と胸を騒がせてしまいました(^^;)。

 RFKの出番(?)はあの映画の中ではほんの数分でしたが、その後の場面で、ダニエル・エルズバーグがボビーの死に触れ涙する部分があり、もうこの場面だけでも、私にとってはこの映画を観る価値はありましたよ。

(もっとも、この場面なんかよりはるかに圧倒されるシーンの連続で、本当に戦争の本質や、やる側とやられる側の意識の空恐ろしくなるような隔絶を突き付けられ、宗主国アメリカ政府と属国=南ベトナム政府の関係性に日米関係の影をみるような、何とも言えない気分にさせられ、とすごい映画体験でした。)