カッツェンバックの回顧録

 仕事に追いまくられて、RFK関連本が読めない状況の中、届いてしまった Some of It Was Fun

 副題が釤working with RFK and LBJ”となっていることから分かるように、著者のニコラス・カッツェンバック氏はRFKのもとで司法省の副長官を務め、RFKが64年に司法省長官を辞任した後、ジョンソン政権のもと司法長官として働いたという経歴の人です。

  まえがき部分をちょこっと覗いてみると、この本は1961〜69年の期間を扱っているとありました。まさにRFKとLBJと著者が共に働いた期間に限定した本ですね。
 興味津々。
 
 また、カッツェンバック氏は1961年にケネディ政権に参加するまで、ケネディ家の人々もジョンソンにも面識はなく、次第に彼らを知っていったその内容を書いたともあり、それも興味をそそられます。


 



 なんとか時間をみつけて、少しずつ読んでいきたいと思います。

 この表紙のカッツェンバックさん、なんだかユーモラスだなと思っていたら、この写真は、1963年6月、アラバマ大学に黒人学生が入学するのを阻止しようとウォレス知事が立ちふさがっているのを、RFKから派遣された副長官の彼が説得して、最終的に入学を受け入れさせた、その交渉時のものでした。

 カッツェンバック氏の説明によれば、この日は大層暑く、ウォレス知事は日陰の涼しいところに立っていたのに対し、彼自身は暑い日差しがカンカン照りつける場所に立っていたため、このように汗を拭いているそうな。

 これを表紙の写真に持ってくるセンスが私は気に入りました。


 その時の写真(↓)。