もし神が黒人だったら
ロバート・ケネディの66年の南アフリカ訪問について、前から興味があるのですが、なかなか手が廻らず、詳しく調べられないでいます。
RFKの南アフリカ訪問が反アパルトヘイト運動にどのように影響したかについてのドキュメンタリー映画が、現在、製作中なので、早く完成しないかなと待っているところなのですが。
作成中の映画の一部は、こちら(↓)
なお、詳細はこちら(↓)をどうぞ。
www.rfksa.org is Expired or Suspended.
RFKは帰国後、LOOK誌に記事を書きました。
http://www.rfksa.org/magazines/magazine.php?id=6
そこから一番RFKらしい部分を訳出します。
私たちの目的は(アパルトヘイトを)単に批判することではなく、共に、私たちが偏見と神話を超える根拠を上げられるかどうかを見るために対話に参与することだった。ダーバンにあるナタル大学で、私は殆どの会衆が白人である教会はアパルトヘイトをモラル上必要なものとして教えていると言われた。一人の質問者は、黒人のアフリカ人が白人と一緒に祈ることを許している教会は殆どない、なぜなら聖書がそうであるべきだと教えているからであり、それはつまり神が黒人を仕えるために創られたからだ、とのたもうた。
「でも、もし神が黒人だったとしたら」と私は返した。「私たちが天国に行って、生涯にわたって黒人を劣った者として扱い続けた挙句、神がそこにおられて私たちが拝したときに主が白人でなかったとしたら、一体どうするつもりなのですか?それで、私たちはなんとお答えするのでしょうか?」
返事はなかった。ただ沈黙のみだった。
1966年生まれの南アフリカ人の男性に「ケネディ」というファースト・ネームを持っている人が多いのも、むべなるかな。(JFKではなく、RFKにちなんで「ケネディ」なのだ。えっへん。←すいません、ファンのたわごととして笑って見逃してやって下さい。)
上のYou Tubeに出てくるRFKの有名な演説、Day of Affirmation Address の冒頭の実に気の利いたジョークを聴くたびに、私はにやりとしてしまいます。
その演説の全文は下記。
聴くことも出来ます。
下のが、実際にRFKが演説で話したとおりの内容。
ケープ・タウン大学で演説中のボビー。
猿も木から…ではないですが、ボビーもたまにはこける。
確か、RFKが車の上にずっといたせいで、この自動車の屋根がぼこぼこなってしまい、修理代を請求されたのではなかったかな。